本河住建では、プレカット加工を使用せず、大工さんの本来持ってる技術を発揮する伝統工法で家づくりを行っています。
プレカット加工とは、建築用の材料を事前工場で加工し、建築期間を短くしたり、人件費の抑制を目的とした加工方法です。ハウスメーカーなどは、このような加工法を積極的に取り入れていますが、木には性質やクセがあるため、大量生産される加工技術では、家の耐久性などにこだわりあるかたには向かないものとなっています。
一方、伝統工法では大工さんが一本一本の木のクセや特性を見極めて適材適所に用いることによって頑丈な家ができあがります。それは、古民家や神社仏閣を見れば歴史が証明しています。
一般的な家づくりで、例えばトイレなどの壁には合板やボードに化粧シートを貼ったものが よく使われています。
本河住建ではそういった材料はなるべく使用せず、無垢材を使っています。無垢材とは、一本の原木から角材や板を直接必要な寸法に切り出したもので、木本来の質感・風合いという面で魅力があり、科学物質を含まない自然素材として注目されています。
一番の特徴として、調湿作用があり、湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している日は水分を放出して湿度を一定に保とうとするため、「縮む」「膨らむ」という性質があります。
また、コンクリートの約2倍とも言われる優れた断熱性があり、周囲の湿度に影響されにくいため 夏は涼しく、冬は暖かい環境を生み出します。
現在は一般的な壁のほとんどがボード類を下地にしてビニールクロスを貼る工法が使用されています。ボードやビニールクロス類に使用されている接着材には、認定品であっても微量のホルムアルデヒドが含まれています。
対して土壁工法は、自然素材のみで造られているためとても人にやさしいく安全な家作りが可能です。
本河住建は、昔は当たり前だった土壁工法を積極的に取り入れることで、お客様にも喜んでいただき、また大工職人の技術維持や継承にも役立てています。